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三立の政治討論番組、司会者がまた降板


ニュース 社会 作成日:2012年12月14日_記事番号:T00041009

三立の政治討論番組、司会者がまた降板

 三立電視(SET)の政治討論番組「新台湾加油(がんばれ新台湾)」の司会を務めるアナウンサーの廖筱君さんが14日の放送を最後に降板することが分かった。局側は廖さんが家庭の事情で降板すると説明しているが、廖さんは番組内容に対する局側の干渉に耐えかねて降板を決意したとみられている。14日付自由時報が伝えた。

 SETはこれまで台湾本土色の強い政治討論番組を放送して人気を集めてきた。しかし、ジャーナリストの鄭弘儀さんが司会を務めていた「大話新聞」が今年5月末で打ち切られ、背景に中国による圧力があったのではないかとの憶測を呼んでいた。

 同紙は関係者の話として、「中国の政治的圧力は増すばかりで、番組のテーマは審査を経る必要があり、中国については取り上げてはならず、国民党も批判できなかった」とした上で、廖さんが局幹部が好まないゲストを番組に呼ぶなどして不興を買ったとの見方を報じた。このほか、中国が三立電視の中国での番組販売をえさに圧力を加えていたとの証言も出ている。