ニュース 社会 作成日:2012年12月17日_記事番号:T00041033
苗栗県大湖郷では12月に入り、地元の名産品、イチゴの収穫シーズンを迎えている。イチゴと言えば、その甘酸っぱさが子どもから大人まで幅広く愛されるフルーツの代表選手。しかし「イチゴ王国」大湖郷では、そのイチゴを使った創作料理を考案して話題を集める料理人が存在する。
ベテラン料理人で、現在は苗栗県を含む中部地区で料理講習会の講師を務める林益生さんは、11年前から苗栗県大湖地区で果物を使った創作料理の研究に取り組んでいる。
中でもイチゴを使った料理に可能性を見いだした林さんは、イチゴエビ、イチゴ焼肉、イチゴ鶏モモなど次々と新メニューを編み出していった。
林さんは当初、このイチゴ料理を「イメージキャラクター」とし、「農産品全体の販売促進に役立てれれば」程度に考えていたが、予想以上にその味が消費者に受け、さらに昨今の健康ブームも手伝って思いがけず人気に火が付いた。
林さんによるとイチゴは水分が多く、柔らかいため、高温により形崩れしやすく、早めに火を止めるか、温度が下がってから鍋の中に入れる必要があるという。また切る場合も、見た目や食感、イチゴ本来の味を損なわないようあまり細かく切り過ぎないことがおいしく作る秘訣(ひけつ)だそうだ。
なお現在、大湖郷ではイチゴをテーマとしたイベント「苺開眼笑感謝季」が開催されており、約500ヘクタールに広がる畑でのイチゴ狩りなどを楽しもうと大勢の観光客が同地を訪れている。
また大湖郷の農会(農協)は、台湾の代表的な土産物「パイナップルケーキ」のあんにイチゴを使った「イチゴケーキ」を開発。イベント期間中に指定された場所を巡ってスタンプを集めればこのケーキがプレゼントされる。
同地を訪れる中国人観光客は年々倍増しているそうで、同農会はイチゴケーキをパイナップルケーキに並ぶ土産物に育て上げたいと力を入れている。
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