ニュース 社会 作成日:2012年12月17日_記事番号:T00041038
宜蘭県と花蓮県を結ぶ幹線道路「蘇花公路」(省道台9線)で14日、大雨が原因で50メートルにわたり路盤が崩落し、車両の通行ができなくなった。蘇花公路は花蓮県方面に向かう唯一の幹線道路で、住民生活や物流、レジャーなどに大きな影響が避けられない見通しだ。15日付蘋果日報が伝えた。
花蓮県政府は今回の崩落による民間消費、観光、農産物などの経済損失は5億元(約14億円)に上ると予測しており、一刻も早い復旧が待ち望まれる(14日=中央社)
現場は宜蘭県内の蘇澳~東澳嶺間で、路盤を形成する2万1,000トンの土砂が深さ70メートルの崖下に崩落している状況。交通部公路総局は緊急の復旧作業を進め、年末までに小型車が1車線で通れるようにする予定だ。
通行止めを受け、花蓮方面へは事実上、鉄道が唯一の交通手段となるため、台湾鉄路(台鉄)東部幹線には乗車券の購入申し込みが殺到。元日の乗車券はあっと言う間に売り切れとなった。
花蓮県の地元住民は「蘇花公路が寸断されれば、花蓮は陸の孤島に等しい」と話していた。
現場付近では過去3日間に237ミリの大雨が降るなど、先月から33日連続で雨が降っていた。蘇花公路は2010年に台風で大きな被害を受けている。
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