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ツインビル、審査委の元高鉄局長に疑問の声


ニュース 建設 作成日:2012年12月17日_記事番号:T00041047

ツインビル、審査委の元高鉄局長に疑問の声

 台北駅周辺の高層ツインビル「双子星大楼」開発計画で優先交渉対象者となった太極双星国際開発について、業者選定の過程に問題が相次いで指摘される中、応暁薇台北市議(国民党)は14日、応札企業の関係者が入札の審査委員を務めているのは公正さを欠くと指摘し、台北市政府の入札を無効とするよう求めた。15日付工商時報が伝えた。

 応市議が問題として挙げたのは、太極双星陣営を主導した賀川国際の顧問を務めている呉福祥・元交通部高速鉄路工程局(高鉄局)局長が評価審査委員に名を連ねていたこと。応市議は「選手が審判を兼ねているのは政府調達法に違反する」と厳しく批判した。

 呉元局長については、入札に敗れた中華工程(BESエンジニアリング)が同様の問題点を指摘する意見広告を14日付の新聞に掲載していた。応市議は中華工程の求めを受け、台北市政府に太極双星陣営の「不当行為」に関する抗議を行う意向を表明し、市議自らが収集した証拠類を中華工程に提供する用意があるとした。

 台北市政府捷運工程局は14日、意見広告を受けて記者会見し、「証拠があれば捜査機関に提出してもらいたいが、現時点で太極双星との契約締結には問題がない」と説明した。