ニュース 電子 作成日:2012年12月18日_記事番号:T00041073
18日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が来年からサーバー受託生産業務に参入する。ノートPC市場の成長が鈍化していることを受けたODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)業者の経営多角化の一環で、コンパルは「顧客に関してはコメントできない」としているものの、デル、聯想集団(レノボ)を主要顧客とするとされる。
業界の観測によると、コンパルは来年、サーバーおよびストレージ製品などを手掛ける企業向けサービスの新部門を立ち上げるとともに、中国・江蘇省昆山工場5基を3基に統合し、空いた生産ラインをサーバー生産に振り向ける計画とされる。
今年はノートPC市場がゼロ成長に直面、来年も大きな改善が見込めない一方で、サーバーなど企業向け製品市場は比較的安定した成長が見込めるほか、サーバーの利益率はノートPCより高いため、ODMメーカーにとってリスクの分散と利益構造の改善が期待できる。
一方、ブランドメーカーはODMメーカーのサーバー業務参入について、同市場でノーブランド製品の勢力を拡大する中、コスト提言が図れるとして歓迎する見方が強いようだ。
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