ニュース 電子 作成日:2012年12月18日_記事番号:T00041078
18日付蘋果日報がブルームバーグ通信の報道を基に伝えたところによると、宏達国際電子(HTC)は、マイクロソフト(MS)の「Windows Phone 8(WP8)」搭載スマートフォンについて、5インチ以上の大型ディスプレイ製品を発売する計画を取りやめたもようだ。ブルームバーグによると、WP8の高解析度ディスプレイに対するサポートが不十分で、同サイズのライバル機種に対抗できないことが要因とみられるが、HTCは観測についてコメントを控えている。
HTCは最近、アンドロイドOS搭載の5インチスマートフォンを相次いで発売し、まずまずの評価を受けている。WP8製品についてもHTCは来年初めに大型ディスプレイ機種を発表し、シェア奪回の武器とする計画だったとされる。今回HTCが計画を放棄することが事実とすれば、同社だけでなくOS市場でグーグルやアップルと競争を繰り広げるMSにとっても痛手となる。
なおブルームバーグによると、世界スマートフォン市場におけるHTCの第3四半期シェアは前年同期の10.3%から4.6%まで落ち込んでおり、ライバルのサムスン電子(11.6%)に大きくリードを許している。
HTCは11月からWP8を搭載した「ウィンドウズフォン8S」(左)と「8X」(右)を販売しており、ディスプレイサイズはそれぞれ4、4.3インチだ(HTCリリースより)
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