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SISとサンプラス、テレビ用ICで提携【表】


ニュース 電子 作成日:2012年12月18日_記事番号:T00041080

SISとサンプラス、テレビ用ICで提携【表】

 IC設計大手の矽統科技(SIS)と凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)は17日、サンプラス子会社の凌陽核心科技(社名変更を予定)の増資を引き受けると発表した。増資後、SISとサンプラスの凌陽核心に対する出資比率は50%ずつとなる。今後両社は、これまで組み込み中央処理装置(CPU)の開発を主に手がけてきた凌陽核心を来年1月よりテレビ用IC設計を主要業務に転換させ、聯発科技(メディアテック)と晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)合併後の発注切り替え商機を狙う。18日付工商時報が報じた。

 凌陽核心の増資後の資本金は4億台湾元(約12億円)。今後は双方のテレビ用チップに関する技術、販路を統合し、研究開発(R&D)を加速させる。

 なおサンプラスは現在、売上高の10%をテレビ用チップが占めているが、凌陽核心の事業転換に伴い、同事業関連の約100人を削減、凌陽核心に異動するかどうかは従業員に選択させるとしている。

 一方SISは現在、テレビ用チップが売上高の50%を占めており、今後凌陽核心に技術を授権し、ダブルブランド方式で事業の発展を図る。同社も同事業関連の200〜300人に凌陽核心への異動を選択させる。