ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

保証債務の限定継承、銀行業界が同意


ニュース その他分野 作成日:2007年12月4日_記事番号:T00004110

保証債務の限定継承、銀行業界が同意


 立法院は3日、債務相続に関する民法改正案をめぐる与野党折衝を行い、財産の相続人が死亡した被相続人の債務保証を引き継ぐ場合、相続資産の範囲内でのみ返済責任を負うとする案で合意した。ただし、被相続人の死亡前に発生した債務については、債務全額の返済責任を負うとした。4日付経済日報が伝えた。

 当初の改正案では、相続人は資産だけを継承し、保証債務を継承する必要はないとの内容だったが、行政院金融監督管理委員会(金管会)や銀行業界が、企業経営者の債務逃れに抜け道を作ることになるとして、強く反発していた。

 合意案によると、例えばAさんがBさんを保証人として銀行から1,000万台湾元(約3,400万円)の融資を受けた場合、Bさんが死亡してBさんの子供Cさんが400万元の遺産と保証債務を相続したと仮定すると、Aさんが仮に債務返済に行き詰まっても、Cさんは相続した遺産400万元の範囲内で保証責任を履行すればよく、残る600万元を支払う必要はない。