ニュース 電子 作成日:2012年12月20日_記事番号:T00041130
日台韓の大手液晶パネルメーカーによる液晶パネル価格談合事件に関連し、米検察当局に反トラスト法(独占禁止法)違反の罪で起訴された友達光電(AUO)の元デスクトップディスプレイ事業部門幹部、梁兆龍被告の控訴審で、米カリフォルニア州北部連邦地裁の陪審団は18日、有罪の評決を下した。ブルームバーグ電などが伝えた。
梁被告と同社幹部は2002年から06年にかけ、台湾で他の液晶パネルメーカーの担当者と「クリスタル・ミーティング」と呼ばれる秘密会合を持ち、米国の主要顧客であるアップル、ヒューレット・パッカード(HP)への液晶パネル納入価格を談合で決めていた。梁被告は最高で禁錮10年、罰金100万米ドルの判決を言い渡される可能性がある。
今回の事件では今年9月、AUOに罰金5億米ドル、陳炫彬副董事長、熊暉・業務副総経理に禁錮3年の判決が下されている。梁被告は3月に証拠不十分で無罪となっていたが、検察は「梁被告が談合で重要な役割を果たしていた」として控訴していた。
今回の事件では液晶パネルメーカー8社が談合に及んでいたとされ、旧・奇美電子(CMO)、中華映管(CPT)、韓国のLGディスプレイ、シャープなどは既に有罪を認め和解金を支払った。AUOは唯一無罪を主張して法廷で争っている。
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