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東森電視
、カーライル出資でトップ交代


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年12月4日_記事番号:T00004114

東森電視
、カーライル出資でトップ交代

 
 東森電視(ETTV)は3日、米投資会社カーライル・グループによる経営権獲得に伴う臨時取締役会を開き、先週辞任した張樹森董事長の後任にカーライル側の唐子明氏が就任した。外資系役員が台湾のテレビ局のトップに就任するのは初めてで、同局の経営権は名実ともに外資に渡った。4日付経済日報などが報じた。
    
 東森電視は、王令麟東森集団総裁の逮捕を受け、資金繰りが悪化したため、カーライルを引き受け先に第三者割当増資を実施した。これまでの大株主の東森国際(イースタン・メディア・インターナショナル)は増資に参加せず、経営権がカーライル側に移ることが確定していた。唐氏は以前、東森電視の副董事長を務めていたが、王令麟総裁の逮捕を受け、魏啓林元董事長が辞任した際にともに経営陣から去っていた。
  
 増資後の出資構成は、カーライル40%、東森国際20%、カーライル系株主が13%となった。副董事長にはカーライル側の殷尚竜氏、総経理にはこれまで財務長を務めた鄭定国氏が就任した。