自動車販売各社は来年初めに発売する新車を先行予約した顧客に割引特典を提供する「アーリーバード商戦」を展開している。春節（旧正月）前に当たる来年１月の販売実績を確保するため、顧客の囲い込みを図るのが狙いだ。
21日付工商時報によると、裕隆日産汽車は先日発表したばかりの日産「ビッグ・ティーダ」を、今年末までに先行予約した顧客に１万台湾元（約２万9,000円）の割引特典を適用。ボルボは新型ハッチバック車「Ｖ40」を先行予約した先着100人に４万元相当のパノラマ式サンルーフをサービスする。
フォルクスワーゲンは先行予約商戦には加わらないが、３月に予定している新型「ビートル」の発売を控え、他社に顧客を奪われることを防ぐため、代理店の太古標達汽車が台湾全土で巡回発表会を開く予定だ。
このほか、イタリアのバイク「ベスパ」を販売する太古運通は、新型の「ベスパ125」を先着399人を対象に９万8,800元の特別価格で販売する。
「ベスパ125」の新色は人目を引く色鮮やかなグリーンだ（太古運通リリースより）
