14日に発売されたアップルの新製品、スマートフォン「iPhone5」および7.9インチのタブレット型パソコン「iPad mini」は、販売業者によると両製品とも発売当日にほぼすべての売り場で在庫が売り切れとなる好調な売れ行きを見せている。現在は予約のみを受け付けている状況で、12月末に第２弾の入荷が見込まれるものの、比較的入手が容易となるのは来年春節（旧正月、来年は２月10日）まで待たなければならないもようだ。21日付電子時報が報じた。
iPhone5については、米ウォルマートが33％引きで販売し、アップル製品の値下げは過去にほとんど例がないことから人気に陰りが見られるとの報道も出ている。
しかし台湾の販売業者は、旧製品についてはiPhone5発売時にアップルも定価を調整しており、ウォルマートの値下げも通信プラントのセット販売に限られるため、通信キャリアから販売補助金を受けたものだと指摘。通常の販売価格に値下げは起きておらず、台湾でも、全体的には購買意欲にまったく変わりはないと語った。さらに年末が近づき多くの企業が忘年会（尾牙）の賞品用などに大量購入すると予想され、売れ行きは旧機種に劣らないという。
