市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの調査によると、ノートパソコン用液晶パネル価格は下落が止まらず、12月下旬も0.5～１％下落した。21日付工商時報が報じた。
劉陳宏・同社研究部協理は、マイクロソフト（ＭＳ）の新ＯＳ（基本ソフト）、ウィンドウズ８（Windows8）搭載ノートＰＣが予想ほど売れず、ＰＣブランドのパネル在庫水準は依然高いと指摘した。ノートＰＣによく使われる13.3、15.6インチパネルで0.1～0.2米ドル値下がりした。
モニター用パネル価格は１～２％の下落に転じた。下落幅は18.5、21.5、23インチなどで0.5米ドル。劉協理は、ノートＰＣの需要低迷で、パネルメーカーが第５世代工場をモニター用パネルの生産に切り替えたためと分析した。
テレビ用パネル価格は過去４カ月間上昇が続いていたが、12月下旬は横ばいとなった。同社は、非需要期の来年第１四半期には下落し始めると予測した。
