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SPIL、13年設備投資3割減へ


ニュース 電子 作成日:2012年12月21日_記事番号:T00041155

SPIL、13年設備投資3割減へ

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)は20日の董事会で、来年の設備投資額を113億台湾元(約328億円)とすることを決議した。今年の164億元からは約3割減となる。来年の設備投資はウエハーバンピングやフリップチップパッケージなどハイエンド分野の生産能力拡大に充てる。21日付工商時報が報じた。

 スマートフォンなどハンドヘルド装置の普及で需要が拡大するARMアーキテクチャーのアプリケーション・プロセッサーやベースバンドチップは、28ナノメートル製造プロセスで生産されるようになり、フリップチップのチップ・スケール・パッケージ(FCCSP)などハイエンドの封止技術が求められている。林文伯SPIL董事長は先日の業績説明会で、来年はハイエンドの封止・検査の生産能力が不足するとの見通しを示していた。

 設備業者によると、同社は今年、米エヌビディアからグラフィックチップやARMプロセッサー「テグラ3(Tegra3)」、聯発科技(メディアテック)から携帯電話用ICの封止・検査を受注した。

 同社の第3四半期の連結売上高は168億4,600万元、1株当たり純利益(EPS)は0.55元だった。