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「参拝したら恋が終わる」お寺、デートの聖地へ変身


ニュース 社会 作成日:2012年12月22日_記事番号:T00041158

「参拝したら恋が終わる」お寺、デートの聖地へ変身

 台北市文山区の山腹に位置し、猫空ロープウエーで訪れることのできるお寺「指南宮」には、「参拝したカップルは神さまの嫉妬を買って必ず別れる」とのうわさがあり、デートスポットとしては長らくタブーとされてきた。しかし台北市政府はこのほど、迷信を打破してカップル客を呼び込もうと同寺院の裏山を宗教的要素を備えた公園として整備し、21日にオープンを迎えた。その公園の中には「情人聖地(恋人の聖地)」エリアが設けられた。

 指南宮裏山に3年をかけて整備された公園は「人生指南」をテーマとし、道教の占いに基づき▽親の運勢を表す「慈母園」▽子どもの運勢を示す「指南遊憩園」▽兄弟運を示す「円真池」▽夫婦運を示す「情人聖地」▽趣味・娯楽に関する運を示す「延年益寿歩道」──の5つのエリアに分かれている。

 整備を主導した台北市工務局大地工程処の林裕益処長によると、指南宮裏山は見晴らしが非常に良く、台北盆地を一望できるほか、「情人聖地」には中国結びを結び付けて良縁を祈願する欄干を設置した遊歩道、カップルが愛を語り合う「恋人展望台」などが設けられている。

 また指南宮管理委員会の高忠信董事長は、「環境を整備したおかげで風水も良くなり、さらに近々、(縁結びの神様として知られる)月下老人もお招きする予定だ」と強調。恋人たちや夫婦に多くお祈りに訪れてほしいと語った。

 あまり豪華な設備を用意して恋人たちを盛り上げては、より神さまの嫉妬を買うような気もするが、指南宮は「デートの聖地」に生まれ変われるだろうか。