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台塑石化
、ディーゼル油の対中輸出で利益


ニュース 石油・化学 作成日:2007年12月4日_記事番号:T00004117

台塑石化
、ディーゼル油の対中輸出で利益

  
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は最近、石油不足が深刻化している中国向けにディーゼル油を大量輸出し、高収益を上げている。同社はディーゼル油の生産量を月25万トンから同30万トンへと引き上げる「極大化プロジェクト」を展開し、積極的に中国市場に進出している。4日付経済日報が伝えた。
  
T000041171

 
 中国の税関統計によると、台湾からのディーゼル油輸入は6万3,500トンで、輸入量全体の41.8%を占め、中国によるディーゼル油輸入先で、台湾は韓国を抜き首位に立った。輸入元は中国石油化工集団総公司で、主要輸出業者は台塑石化とされる。
  
 業界関係者によると、台湾中油と台塑石化によるディーゼル油生産能力は年126万トンだが、台湾での需要が100万トンしかないため、供給過剰の状態。このため、台塑石化がディーゼル油を中国に輸出しても石油不足は招かないとみられる。台湾中油も日本の商社を通じ、ディーゼル油の対中輸出を目指している。