ニュース 電子 作成日:2012年12月22日_記事番号:T00041177
22日付電子時報によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は、中国のブランドおよびノーブランド携帯電話メーカーからの受注が予測を下回っている影響で、前期比2%減~5%増としていた第4四半期の売上目標の達成に赤信号が灯っているようだ。ただ、同社広報部は「第4四半期の売上目標289億~309億台湾元(約840億~895億円)に変更はない」と強調した。
メディアテックに詳しい業界関係者によると、中国では国慶節(建国記念日、10月1日)シーズンのスマートフォン販売が好調だったことから、携帯電話の買い替え需要が続くと考えられていた。しかし、実際には低価格スマートフォン需要は10月以降低下に向かい、当初同製品の購買意欲を好感していた中国ノーブランドメーカーでは在庫消化の動きが出ており、さらに価格の下落圧力も高まっているという。
またメディアテックが新たなチップを相次いで投入したことでスマートフォンの新機種発売も加速し、需要が成長すると同時に在庫水準も高まった。その結果、メディアテックがこのほどクアッドコアのSoC(システム・オン・チップ)を発売してハイエンドスマートフォンの趨勢(すうせい)が確定したことで中国ではブランド、ノーブランドメーカーともチップ調達に模様眺めの姿勢を強めているという。
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