ニュース 社会 作成日:2012年12月24日_記事番号:T00041182
台湾でも今月14日の発売以降、入手困難なほどの大人気となっているアップルのスマートフォン「iPhone5」。その貴重な製品が30台も盗まれるという事件が先週発生した。しかしこの泥棒、盗んだうちの1台に欠陥を発見し、なんと販売店に持ち込み新品との交換を要求。ご丁寧に自分の名前、住所、電話番号まで残しており、当然ながら御用となった。
新北市に住む無職の男性、呉叔壕容疑者(21歳)は、失業中で金に困っていたことから、人気商品のiPhone5を盗もうと決意。22日の深夜2時ごろ、同市板橋区にある中華電信のオフィスに忍び込んだ。
警備員室でカードキーを拝借し、オフィス内への侵入に成功した呉容疑者は、約2時間をかけて室内を物色し、30台のiPhone5と現金2万台湾元を盗み出した。
家に帰って「戦利品」を確認した呉容疑者は、iPhone5の1台のディスプレイにひびが入っていることに気づいた。このため翌日午前、すぐに中華電信と提携する携帯電話販売店にその欠陥品を持ち込み、新品と交換するよう要求した。
一方、中華電信では盗難発覚後すぐに、盗まれた製品の番号を添えて警察に通報。捜査を開始した警察はその日の午後、盗まれたうちの1台が販売店に持ち込まれたことをつかんだ。さっそく同店を捜査したところ犯人が詳しい個人データを残していたことが分かったため、これに基づいて呉容疑者の自宅を調べると盗まれたiPhone5のうち6台が見つかり、同日夜9時に逮捕となった。
なお呉容疑者は、定価2万元以上するiPhone5を1台2,000〜6,000元の格安で既に14台売りさばいており、よほど金に困っていたとみられる。
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