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台北101の年越し花火観賞、華中河川敷キャンプ場が人気に


ニュース 社会 作成日:2012年12月25日_記事番号:T00041206

台北101の年越し花火観賞、華中河川敷キャンプ場が人気に

 淡水河に流れ込む支流、新店渓の河川敷に設置された華中河浜公園のキャンプ場は、川のほとりでバーベキューを楽しみつつ、台北101ビルのカウントダウン花火も見えるとあって、100台以上受け入れ可能なキャンピングカー駐車場がこの年末年始は予約でいっぱいとなっている。

 華中公園キャンプ場は世界でも珍しい首都近郊に設置されたキャンプ場として知られる。場内にはバーベキューエリアが設けられ、テーブルやいす、炊事場、トイレなどの設備も用意されているほか、バーベキュー用具、テントなどの貸し出しも行っている。テント設営やキャンピングカー駐車のための場所代は1晩300〜500台湾元だ。

 同キャンプ場によると、今年の年末年始は4連休となり、台北市や新北市ではイベントも多く開催されることに加え、高速道路などの整備も進んだことから、今年は台湾中南部のキャンピングカー所有者が大挙して北上する見通しだという。

 このため同キャンプ場も年末向けの予約開始から電話が相次ぎ、現時点で利用予約を受けたキャンピングカーの台数は昨年の40〜50台から倍増しているそうだ。予約者のうち8割が地方からで、台中、新竹からが最も多いほか、雲林、彰化、南投、高雄などからやってくる利用者もいるという。

 こうしたキャンピングカーに乗ってやって来る地方の利用者は、昼間はバスや都市交通システム(MRT)に乗って市内観光に出かけ、夜になるとキャンプ場に戻って車の中に宿泊する。また同キャンプ場ではキャンピングカー6台の貸し出しも行っているが、こちらも年末はすべて予約で埋まっている。

 なお、広い車内スペースにリビング、台所、バスルームが完備されたキャンピングカーは、目的地に直接乗り付け、そのまま宿泊することもでき、家族連れなど多人数での旅行に向いているとして、最近台湾でも人気が高まっているそうだ。