ニュース 医薬 作成日:2012年12月25日_記事番号:T00041218
行政院衛生署中央健康保険局(健保局)によると、高齢者のうち2万人以上が毎年少なくとも6カ所以上の医療機関で100回以上受診し、毎日少なくとも6種類、10錠以上の薬を服用。それに伴う医療費用が年間56万台湾元(約160万円)に達し、その半分を医薬品費用が占めることが分かった。25日付自由時報が伝えた。
行政院衛生署食品薬物管理局(TFDA)の担当者は「高齢者は慢性疾患の患者が多く、多数の薬を服用しなければならないことも多いが、高齢化による認知能力の低下で、薬を正確に識別できなかったり、漢方薬と西洋薬の併用などで服用する医薬品の効能が重なったり、適正用量を数倍超えたりするケースがある」と警告した。
医療関係者によると、衛生署は薬の処方履歴を健康保険証に記録するよう求めているが、簡略化する医師が多い上、保険証のICカードリーダーでは過去6回の処方記録しか読み取れないため、薬の重複処方が生じる余地があるという。
一方で、台湾人の医療機関受診回数は年間15.2回で、経済協力開発機構(OECD)加盟国・地域の平均(5.9回)を大幅に上回っており、台湾人の「病院好き」も医療費支出増大の一因となっている。
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