ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

悠遊カード、残高不足でも乗車可能?


ニュース 社会 作成日:2012年12月26日_記事番号:T00041231

悠遊カード、残高不足でも乗車可能?

  台北都市交通システム(MRT)や路線バスなどの乗車に便利な悠遊カード(イージーカード)。いざ駅の改札で「残高が足りないかも?」と思って急いでチャージをした経験がある方も多いのではないだろうか。しかし、心配ご無用。運賃分の残高がなくても実は乗車できるのだ。

 悠遊カードの利用が可能な台湾鉄路(台鉄)区間の北新竹~新竹駅(新竹市)で、自由時報の記者が残高8台湾元(通常運賃15元、悠遊カード利用で14元)の悠遊カードで乗車できるか実験を試みた。まず、北新竹駅の改札を難なく通過。新竹駅に着き、改札ゲートが目の前でバタンと閉まらないかドキドキしながら悠遊カードをかざしたところ、問題なくゲートを通過できた。

 その帰り道、新竹駅で残高マイナス4元の悠遊カードをかざしたところ、ゲートは開かず改札のディスプレイに「残高不足」の表示が。台鉄職員によると、悠遊カードを利用すれば残高が足りなくても乗車は可能で、目的地の改札も通過できる。ただし、残高不足で乗車できるのは1回だけ、そのため帰りの新竹駅ではゲートが開かなかったのだ。

 同職員は、電子マネーカード発行時に100元の保証金を徴収しているため、残高不足の乗客がいても、赤字になることはないと説明した。

 現在台鉄で利用できる電子マネーカードのうち、悠遊カードと台湾智慧卡公司が発行する「台湾通」はともに残高不足60元まで乗車可能だ。悠遊カードは台鉄のほか、MRTやバスなどでも残高不足には同じ対応となる。ただし、次回乗車する前にチャージをお忘れなく。