ニュース 電子 作成日:2012年12月26日_記事番号:T00041252
有機EL(OLED)パネルを搭載したテレビは価格が高くなり、消費者の購買意欲を喚起しにくいため、これまで同パネルに注力してきた韓国サムスン電子とLGディスプレイ(LGD)が投資意欲を失っているとの見方が25日、市場調査会社、ディスプレイサーチから示された。26日付工商時報が報じた。
有機ELパネル搭載テレビ価格は55インチで1万米ドルなど、液晶テレビのセール価格の約10倍にもなる。このため、韓国メーカーは戦略の方向転換を迫られたようだ。
サムスンとLGDは今年初め、米家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で55インチのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル搭載テレビを発表。年内に同パネルの量産に入ると口をそろえて宣言したが、その計画は何度も延期されている。
一方ディスプレイサーチは、超高解像度「4K2K」パネル搭載テレビが2015年、50インチ以上で市場浸透率が50%まで拡大すると予測している。同パネルで韓国メーカーをリードする台湾の群創光電(イノラックス、旧奇美電子)および友達光電(AUO)にプラスとなりそうだ。
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