ニュース 社会 作成日:2012年12月28日_記事番号:T00041282
日々刻々と進化する電子製品のハイテク機能が犯罪の解決にも役立っている。このほど海外旅行先でスマートフォンを紛失したものの、台湾へ戻った後にそのスマートフォンの機能を通じて実は盗難だったことが判明、その犯人まで特定できてしまったという事例が発生した。
屏東県に住む男性、黄さんは今年7月、夫婦でドイツ、スイスへと海外旅行に出かけた際、記念撮影用に使おうとデジタルカメラ付きスマートフォンを持参した。
しかし旅行4日目、スイスに滞在していた黄さんはスマートフォンをなくしたことに気づいた。「多分、観光バスの中で落としたんだろう」と思った黄さんはツアーコンダクターを通じてチェコ人の運転手に尋ねたが「拾っていない」との回答。結局、旅行中に見つかることはなく、あきらめて台湾へと戻った。
ところが11月、黄さんが帰台後に再度購入したスマートフォンで、インターネット上に自分の写真を保存できる「ウェブアルバム」の自分のページにアクセスすると、旅行中に撮った写真がすべて削除され、代わりに外国の風景やバス、犬などの写真が大量に追加されていた。そしてよく見るとその中の1枚にあのチェコ人の運転手が写っているではないか。
実は黄さんは、旅行に持って行ったスマートフォンに、撮った写真を自動的にネット上のアルバムにアップロードする設定をしていた。犯人の運転手はそれを知らずに盗んだスマートフォンで写真を撮影し、これがどんどん黄さんのアルバムに追加されていったというわけだ。
動かぬ証拠をつかんだ黄さんは、スマートフォン本体、これを探すために使った国際電話料金、各種手続き費用を含めた賠償を旅行会社に請求した。しかし、旅行会社からは現地受入業者は本体のみの賠償を主張しているとの返答。運転手が処罰されたのかどうかも不明だ。
ハイテクの進歩で犯罪の証拠がつかめるようになるのは素晴らしいことだが、それだけにとどまっては被害者の怒りを余計にかき立てるだけだ。実際の賠償、罰則制度が追いついてこそ効果を発揮できると言えよう。
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