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「両岸対話は新総統にも不可能」
=陳総統


ニュース 政治 作成日:2007年12月5日_記事番号:T00004135

「両岸対話は新総統にも不可能」
=陳総統

 
 陳水扁総統は4日、リチャード・ブッシュ米国在台協会(AIT)前主席と面会した際、スティーブン・ヤングAIT台北事務所長による「来年、台湾で新しい総統が就任することが、中台の新たな協力関係の機会になる」という発言について、「北京当局が『一つの中国の原則』と最終的な統一方針を堅持している以上、中国に統一・独立問題の棚上げを求めるのは不可能だ。来年新しい総統が就任したとしても、両岸(中台)の対話再開はできない」という見方を明らかにした。

 国民党の総統選候補である馬英九氏は中台の交流拡大を積極的に進める方針を打ち出しているが、陳総統は、「国民党時代、両岸対話のために『一つの中国の原則』を受け入れる国家統一綱領を定め、国民党の党綱領に入れることまでしたが、1992年と93年に対話が行われた後は中断してしまった。96年には台湾海峡にミサイルまで飛んできたのだ」と指摘。「『一つの中国』の国民党でも対話はできないのに、絶対にそれを受け入れない民進党の場合、どうして対話が成り立つのか」と強調した。