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「台湾経済は過去7年全く進歩せず」
=フィッチ


ニュース その他分野 作成日:2007年12月5日_記事番号:T00004139

「台湾経済は過去7年全く進歩せず」
=フィッチ

 
 格付け会社のフィッチ・レーティングスは4日、台湾のソブリン格付けを7年連続で「Aプラス」、格付け見通しを「安定」に据え置いた。同社は「過去7年で台湾経済は全く進歩していない」と指摘した。

 5日付聯合報によると、同社格付け担当者は「台湾の指導者が国連加盟を主張し、中国を挑発するのは両岸(中台)関係にとって不利だ。政治的変化が台湾の公共財政改善を阻害し、政府財政が健全さを欠くことが、ソブリン格付けを上方修正する上で最大の障害だ」と指摘した。

 同社はまた、台湾の来年の域内総生産(GDP)成長率を4.4%と予想し、内需による貢献はこのうち2.2%分にとどまるとした。ただ、財政赤字は改善しており、2011年には収支均衡が達成できるとの見方を示した。