ニュース 電子 作成日:2013年1月9日_記事番号:T00041520
パソコンブランド大手、宏碁(エイサー)は8日、7インチディスプレイ搭載の格安タブレット型PC「Iconia B1」を発表した。価格は129~149米ドル、国・地域によっては販促セールに合わせて99米ドルで発売する。タブレット市場で出遅れていた同社が、巻き返しをかけて最低価格を打ち出したもので、他社が追随することでタブレット市場が超低価格競争に突入するとの見方が出ている。9日付工商時報などが報じた。

「Iconia B1」は320グラムと世界最軽量をうたい、マイクロSDカードの利用で容量は32GBまで拡張可能だ(エイサーリリースより)
Iconia B1は、当初はアジアおよび南米市場で、今月から2月にかけての発売を予定している。OS(基本ソフト)にはアンドロイド4.1を採用し、聯発科技(メディアテック)の1.2ギガヘルツ(GHz)デュアルコアプロセッサーを搭載する。ディスプレイの解像度は1,024×600ピクセル、記憶容量は8ギガバイト(GB)で、華碩電脳(ASUS)の「ネクサス7」や米アマゾン・ドット・コムの「キンドル・ファイアHD」(ともに199米ドル)と比較するとスペックが見劣りするため、消費者の反応を懸念する声も 出ている。これについて翁建仁エイサー世界総裁は、他社のタブレットと使用感で差を感じることはないと説明。タブレットPC初心者や子どもなどの入門市場や、サラリーパーソンの携帯用などのニーズを見込む。
ASUSに先手
エイサーは超低価格タブレットPCを発売するとの観測が昨年12月中旬に浮上していたが、今回の発表に当たり大々的な宣伝を行わなかった。「利益を犠牲にする」との社内の批判に配慮したためとみられている。エイサーは、ASUSが同様の価格帯の機種を準備しているとの情報に基づき、今回先行したが、ASUSがいったん延期したため、あえて大規模な宣伝を行う必要がなくなったようだ。

ASUSは、2月にスペインで開催されるモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で対抗機種の発表を行うもようだ。ASUSはエイサーの新タブレットについて、「製品規格は当社と異なっており、消費者が購入時に(どちらを選ぶか)判断するだろう」とコメントした。
ブームに乗り遅れ
外資系証券会社によると、エイサーは旗艦機種の不足から、昨年タブレットPCの出荷台数が前年比10%減の180万台に落ち込み、ブームをつかめていない。こうした中、市場最低価格の機種を投入する戦略に打って出たが、利益にどの程度の影響が出るのか観察が必要だ。
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