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中正紀念堂の文字額、撤去開始


ニュース 政治 作成日:2007年12月6日_記事番号:T00004165

中正紀念堂の文字額、撤去開始

 
 台北市の台湾民主紀念館(中正紀念堂)で6日午後、建物本館正面の「中正紀念堂」の文字額を撤去する作業が始まった。
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撤去が始まった文字額(YSN)
 
 教育部はこの文字額と、正面楼門の故蒋介石総統をたたえる「大中至正」の文字の撤去を進めるため、午前9時より紀念館の敷地一帯を警官で封鎖した。

 午前11時には撤去に反対する男がトラックを暴走させ、東森電視台の撮影記者の男性が車の下に下敷きになって約10メートル引きずられて数カ所を骨折する重傷を負うなど、現場で取材に当たっていた台湾メディアの記者5人が重軽傷を負うアクシデントが起きた。
 
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暴走したトラック。下部に東森電視台の記者の衣服が引っ掛かっている(6日=中央社)

 国民党の総統選挙候補者である馬英九氏は、事故の発生に対し遺憾の意を表明し、市民に過激な行動をとらないよう求めた。馬氏はこれに先立って、当選したら「社会的合意と合法的プロセスに基づいて」撤去される文字を元に戻す考えを示していた。

 また、カク龍斌台北市長(カクは赤におおざと)は、「事故が起きた責任は教育部と警政署にある」という考えを示した。