ニュース 電子 作成日:2013年1月21日_記事番号:T00041720
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は18日、米マイクロン・テクノロジーと共同で技術開発を行うとの契約を、今後はマイクロンからライセンス供与を受けるという内容に変更するとともに、汎用DRAM市場から撤退すると表明した。これにより台湾からは完全にDRAMブランドが姿を消すことになる。19日付経済日報が報じた。
南亜科技の主管は、「20ナノメートル製造プロセスは技術開発コストが高く、当社にとって負担が大き過ぎる」と共同開発中止の理由を説明、今後はコンシューマー型、低消費電力型に専念し、汎用型は生産しないと語った。
台湾のDRAMメーカーでは、これまで汎用製品からの撤退が相次ぎ、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)もマイクロン傘下に入り、ブランドと技術開発能力を備えたメーカーとしては南亜科技が残されるのみとなっていた。
なお南亜科技とマイクロンの合弁メーカー、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、これまで南亜科技が生産能力の30%の権利を保有していたが2月からは5%以下に縮小。イノテラは残り約95%でマイクロン向け汎用DRAMの受託生産を継続する。
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