ニュース 社会 作成日:2013年1月25日_記事番号:T00041802
24日午前、ある男性(41歳)が脳出血で倒れ台北医院に担ぎこまれ、ただちに手術を受けることになった。しかし、この男性の血液型は台湾で1,000人に3人とされる非常にまれな「O型Rhマイナス」だったことから、輸血用の血液が不足することを心配した親友がインターネットの掲示板に「献血者急募」の書き込みを行った。
この書き込みは大きな反響を呼び、台北医院には午前中だけで電話による問い合わせが数十件あったほか、4人の市民が直接病院に駆け付けた。しかも中には桃園や新竹から、車や台湾高速鉄路(高鉄)に乗ってわざわざやって来た人もいたという。
しかし、いざ到着してみると病院側から「血液は十分間に合っている」との説明がなされ、近くの献血センターへ行くよう促されたという。
実は手術前、男性の家族は病院から「新竹の血液センターから十分な量を調達できるので心配いらない」との説明を受けており、ネットでの献血者募集は親友の一大事に平常心を失ったための早とちりだったようだ。
男性の手術は無事終了し、現在は病室で術後の観察が続けれられており、家族は献血に駆け付けた市民に対し感謝を述べるとともに「無駄足を踏ませて申し訳ない」と謝罪している。
なお台北献血センター企画課の陳世利課長は、「献血された血液は平均で1日をかけて多重検査を行い、肝炎などの危険がないか確認した上で使用するため、ネットで献血を緊急募集してもその人の手術に間に合う可能性は低い」と指摘。
さらに一度献血すると次の献血までには2カ月の期間を置く必要がある上、提供された血液は35日間しか保存できないため、Rhマイナスのような希少な血液が無駄になる可能性もあるとして「善意に基づくとはいえ、間違った行動だ」とくぎを刺した。
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