ニュース 社会 作成日:2013年1月25日_記事番号:T00041803
台湾のテレビ業界で最近、バラエティー番組の不人気が目立ち、昨年だけで10本の番組が打ち切られたのに続き、中天電視(CTI)で10年間続いた時事コント番組「全民」シリーズの「全民大新聞」も25日で最終回を迎えることが分かった。同日付の蘋果日報が伝えた。
「全民」シリーズは、番組名で他局の政治討論番組をまねた「2100全民乱講」を皮切りに「全民大悶鍋」「全民最大党」など番組名を変えながら、タレントによる政治家や有名人の物まねが人気を呼んだ。10年間で放送回数は2,578回を数える長寿番組だったが、最近はマンネリ化が目立っていた。
このほか、衛視中文台の「麻辣天后宮」、台湾電視(TTV)と三立電視(SET)都会台で放送されている「超級偶像」も最近の視聴率低迷で打ち切りがささやかれている。
放送業界関係者は、不人気の原因について▽制作費の大幅な圧縮で、有名司会者を立てられず、ギャラが安い若手やゲストが司会を務めるケースの増加▽インターネットや携帯電話の普及によるテレビ視聴時間の減少▽中国、韓国、日本などの輸入ドラマの再放送が増え、テレビ局がバラエティー番組に投資を行わなくなったこと▽番組内にスポンサーの商品を登場させるプロダクト・プレイスメント広告の規制が緩和されないこと──などを挙げた。
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