ニュース 社会 作成日:2013年1月28日_記事番号:T00041829
厄除けとしてロケット花火型の爆竹を人に向けて撃ち合うことで有名な台南市塩水鎮の奇祭、「塩水蜂炮」の体験イベントが27日に台中市で開催された。ところがその醍醐味(だいごみ)とも言える「人に向けて爆竹を発射する」ことが条例に違反するとして主催者に罰金3万台湾元が科されることになり、「人を狙わないなんて塩水蜂炮じゃない」、「市政府は空気が読めない」などと強い不評を買っている。
今回のイベントは300万元の費用を投じて15基の「発射台」と4万5,000発のロケット爆竹を用意。事前の記者会見には台中市観光旅遊局からも関係者が出席している。また当日は天候にも恵まれ、約2万人の市民が「完全武装」に身を包んで参加し、大いに盛り上がったという。
主催者に罰金処分を科した台中市消防局は、「台中市爆竹・花火規制条例」では「人に向けて爆竹を放ってはならない」と規定されており、主催者にも文書で事前注意を行っていたと説明した。
しかし観光旅遊局の張大春局長は「このイベントの開催に当って部門間で協力を確認した際、消防局は規定について言及せず、通達も2日前になってようやく行われた」と批判。「特例として対処すべきだった」と語った。
主催者も「塩水蜂炮は200年前から人に向けて爆竹を撃ってきた。それに以前、台北市と高雄市でイベントを開催したが問題にはされなかった」と語り、「罰金を払えというなら払うが、もう二度と台中には来ない」とへそを曲げてしまった。
なお、このイベントには台中市の蔡炳坤副市長や台南市の頼清徳市長も出席しており、2人は違法活動に参加したことになる。ちなみに台南市にも同様の条例はあるが、「特殊な民俗活動は除く」とのただし書きが付いている。
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