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翔鷺集団の中国PXプラント、工事中止命令


ニュース 石油・化学 作成日:2013年1月28日_記事番号:T00041838

翔鷺集団の中国PXプラント、工事中止命令

 中国の台湾系石化メーカー、翔鷺集団が福建省漳州市古雷経済開発区に建設中のパラキシレン(PX)プラントで環境影響評価規定違反があったとして、中国環境保護部(環保部)が同社に工事停止と罰金20万人民元(約290万円)の支払いを命じていたことが分かった。26日付工商時報が伝えた。

 同プラントは台湾の実業家、陳由豪氏が出資する翔鷺集団の傘下企業「騰龍芳烴」が昨年末の完成を目指して建設を進めていた。

 同プラントは当初、アモイ市海滄地区に建設される予定だったが、2006年の着工直後に地元住民の大規模な抗議運動に直面し、07年に古雷地区へと建設地が変更された。今回再び環境問題でプラントの建設スケジュールに影響が生じた形だ。背景には中国での環境保護意識の高まりがある。

 新華社によると、騰龍芳烴は工事の「変更環境影響報告書」が認可されない段階で勝手に工事を開始したとして、中国の環境影響評価法に違反したと判断された。同社は2月末までに違法行為是正などに関する報告書を環保部、福建省環境保護庁などに提出しなければならない。

 中国ではPXプラントの建設をめぐり、これまでに遼寧省大連市や浙江省寧波市で大規模な抗議運動が発生している。