ニュース 社会 作成日:2013年1月29日_記事番号:T00041855
新竹の名産品として名高い「ビーフン」。漢字で書けば「米粉」というだけに当然、米が原料と考えている人がほとんどだろう。しかし、財団法人消費者文教基金会(消基会)が台湾で市販されているビーフン52点を調査したところ、約9割に当たる45点は米含有量が50%以下で、原料の半分以上をコーンスターチが占めていることが明らかとなった。そればかりか、有名ブランド「龍口天然新竹米粉」は「米90%」をうたいながら実際は10%未満、さらに新竹県竹東鎮の農会(農協)が販売している「新竹純ビーフン」はなんと0%という結果となった。
衛生署食品薬物管理局によると、台湾政府の定める基準で「ビーフン」の定義は米含有量50%以上と定義されている。しかし、タンパク質など栄養素の成分表示を偽っていなければ規定違反にはならないという。
なお、「トウモロコシ製ビーフン」がなぜこれほどまで幅を利かせているかというと、まずコストの問題が挙げられる。台湾産の米粉が1キログラム20台湾元以上するのに対し、コーンスターチは同10数元と安いため、製造業者は使用比率を高めていったとみられる。
ただ原因はそれだけではないようだ。以前主流だった「米100%ビーフン」は、煮たり炒めたりすると形が崩れやすい上、独特な「臭み」があったのだそうだ。
しかし1960年代、当時まだ台湾と国交のあった南アフリカ産トウモロコシの普及政策に取り組んだ際、コーンスターチを混ぜて作ったビーフンが形崩れしにくく、食感も良いことが偶然判明し、これ以降「トウモロコシ製」が広く市場に出回るようになったのだという。
現在では米100%のビーフンは市場に1割程度しか存在せず、市民がビーフンとして慣れ親しんでいる食べ物は、以前の「純ビーフン」とは食感がまったく違うものなのだという。
今回、米含有量の低さが大きく報じられたことで販売への影響を懸念する新竹市ビーフン商業同業公会は、今後は含有量を明確にして消費者の信頼を回復したいとの考えを示している。
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