ニュース 電子 作成日:2013年1月31日_記事番号:T00041928
光宝集団傘下の光電関連製品大手、光宝科技(ライトン・テクノロジー)は30日、42%出資する光ディスクドライブ(ODD)世界最大手、建興電子科技(ライトンIT)の株式公開買い付け(TOB)に最高174億台湾元(約535億円)を投じ、100%子会社化すると発表した。ライトンITがパソコン市場の低迷前に先手を打って展開したSSD(ソリッドステートドライブ)業務や、欧米の自動車メーカーなどの顧客層が、ライトンのクラウドコンピューティングやカーエレクトロニクス分野のビジネスに有利に働くと見込む。買収により新ライトンは今年の連結売上高が4割以上、純利益は2割以上増える見通しだ。31日付工商時報などが報じた。

ライトンは30日の臨時董事会で、100%子会社の宝源を通じ、1月31日〜3月15日間にライトンIT株を1株32.75元で取得することを決議した。30日の終値で計算したプレミアムは22.2%だ。
新事業ブランド力に期待
ライトンITは光ディスクドライブ世界最大手の座に上り詰めた後、ノートPCやデスクトップPC市場の成長鈍化を前に、新事業を進めていた。
陳広中ライトン執行長は、ライトンITのSSD業務がライトンのクラウド展開に役立つほか、ライトンITが2006年にフィリップスの車載用光学ドライブ部門を取得した際や、携帯電話用ワイヤレス充電器参入で獲得した顧客の欧米自動車メーカーに対し、ライトンのカーエレクトロニクス製品を直接売り込むことができると買収メリットを指摘した。その上で、ライトンITはペットや人間用の生化学分析装置や試薬にも参入しており、こうしたブランド力を持つため買収後も存続させると語った。
ライトン広報は、製品ラインアップの充実、サプライチェーン強化だけでなく、新製品の共同開発も可能だと説明した。
ライトンITはSSDで、ヒューレット・パッカード(HP)、デル、聯想集団(レノボ)、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)のノートPCブランド大手5社から受注を得ている。今後はライトンと重複する顧客に対し、ワンストップ窓口で調達に応えられる強みもできる。
PC向け、売上高の5割
ライトンは、ライトンIT買収後の売上高構成比は▽PC向け、50%▽モバイル装置、25%▽サーバー、10%▽光電、8%──と予測している。
ライトンの12年連結売上高は1,214億元、ライトンITは505億元で、ゼロ成長と仮定してもライトンは今年の連結売上高が1,700億元に跳ね上がる。ライトンの昨年第1〜3四半期の純利益は52億元で、ライトンITを合わせると63億元近かった。
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