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「台湾の空気缶詰」中国で販売、大気汚染で大人気に


ニュース 社会 作成日:2013年2月1日_記事番号:T00041935

「台湾の空気缶詰」中国で販売、大気汚染で大人気に

  大気汚染が深刻さを増す中国・北京市で、「台湾の空気」が缶詰にして売られ人気を博していることが明らかになった。

 台湾の空気缶詰は、中国の企業家で熱心な慈善家としても有名な陳光標氏が販売しているものだ。台湾のほか中国・新疆ウイグル自治区などの新鮮な空気を缶に詰め、2012年9月から販売を開始。販売価格は5人民元と、缶ジュースが3人民元ほどで手に入る中国では割高で、業績は良くも悪くもなかった。

 しかし、大気汚染が悪化したことで状況は一変。販売量が一気に伸びた。陳氏によるとここ10日間で800万缶が売れた。売り上げは中国の貧困地域に寄付するという。また、30日には自身の似顔絵とともに「陳光標、ナイスガイ」と書いた空気の缶詰を北京市の6カ所で無料配布した。商品の宣伝とみられるが、用意した23万缶はあっという間になくなったという。

 空気の缶詰など買ったところで何の役に立つのかと疑問も起きるが、中国人がいかに大気汚染に閉口しているかがうかがえる。

 ところで、中国の大気汚染は台湾もひとごとではない。中国で問題になっている、吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく健康への影響が大きいとされる微小粒子状物質(PM2.5)は、日本の環境基準が「1平方メートル当たり1日平均35マイクログラム」だ。だが、台湾の行政院環境保護署の「空気品質予報」によると、あす2日は高雄・屏東地区で同数値が60~80マイクログラムと台湾全土で最も数値が高くなる。北部も20~40マイクログラムと決して褒められたものではない。

 ちなみに北京では同900マイクログラムを超えたと報道されており、「台湾空気缶」はまだまだ人気を集めそうだ。