ニュース 電子 作成日:2013年2月18日_記事番号:T00042110
デジタルカメラ用レンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林恩平執行長は、携帯電話用デジタルカメラにおいて垂直統合を図り、レンズモジュールでもアップルのスマートフォン「iPhone」のサプライチェーン入りを果たすことを目標に掲げた。川上のデジタルカメラ用レンズをラーガンが、川下のレンズモジュールを昨年4月に光電関連製品大手、光宝科技(ライトン・テクノロジー)などと設立した合弁会社、宏翔光電(LarViewテクノロジー)が担う。18日付経済日報が報じた。
宏翔光電は、資本金6億台湾元(約19億円)。ラーガンは主に傘下の大陽科技を通じて出資しており、出資比率は30~40%に上る。800万画素のレンズモジュールに注力し、中国市場へ間もなく出荷を開始するとみられている。
現在アップル製品は、組み立てやモジュール供給を鴻海科技集団(フォックスコン)、レンズ供給をラーガンが手掛けている。鴻海も川上分野への勢力拡大を図っており、ラーガンが川下への垂直統合を図り競争力を高めれば、光学分野で両者が正面衝突することになる。
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