ニュース 社会 作成日:2013年2月21日_記事番号:T00042169
桃園国際空港で20日、搭乗手続きをしていた中国人観光客の預け入れ荷物をX線検査した際、中から大量の石ころが発見された。実はこれ、太平洋を一望する美しい海岸線で知られる花蓮市の観光スポット、七星潭風景区に立ち寄った際に「きれいな石をお土産にしよう」と思い立ち集めたもの。しかし、法律では風景区の石や植物を採取することは禁じられており、すべて没収されてしまった。
30代の子と2人で台湾旅行にやって来たこの中国人男性(50代)は、七星潭を訪れた際、波に磨かれて卵のように丸くなった海岸の石を気に入り、中国に持って帰って親戚や隣近所に配ろうと考えた。
親子できれいな石をせっせと集め、袋に詰めた石の重さは約5キログラムになっていた。そしていざ旅を終え帰途につこうとした時、この記念品が没収されると知らされた。男性は「なぜ石ころぐらい持って帰れないんだ。そんなのあるか!」と不満を爆発させ、証拠を見せなければ納得できないと言い張った。
そこで観光局の係員が「風景特定区管理規則」の該当個所を示すと、男性はしぶしぶ飛行機に乗り込んだ。
このトラブルを空港で目撃したある台湾市民は、「中国人客全員が持って帰れば、石がなくなってしまう」と憤慨している。ちなみに航空警察局によると、同じように中国人客が風景区の石を持ち帰ろうとするケースは1日に15件以上あるそうだ。
ただ、風景区の石を記念に持ち帰りたいと考えるのは中国人客だけではないようで、蘋果日報の記者が昨日七星潭の海岸を訪れたところ、台中市から来たという男性がバケツを手に石を集めていた。集めた石は近隣の環境整備用に使うと言い、「違法じゃないだろう?」と悪びれた様子はなかった。
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