ニュース 電子 作成日:2013年2月23日_記事番号:T00042238
金属筐体(きょうたい)大手、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)は、宏達国際電子(HTC)が19日発表したスマートフォン「新HTC One」向けの受注が大幅に減らされたもようだ。新HTC Oneの筐体には日本の大成プラスが特許権を持つNMT(ナノ・モールディング・テクノロジー)が採用されており、特許侵害を避けるためキャッチャーの生産時間が1台当たり200時間に伸び、良品率も30%まで低下していることが原因となっていると業界でみられている。23日付経済日報が報じた。
一方、中国・比亜迪(BYD)が10%の値引きを行って新HTC Oneの筐体受注を増やしており、同社とキャッチャーへの発注比率は当初7対3だったが、現在キャッチャーへの発注は30%を下回っているもようだ。
こうした中、キャッチャーは受注量および利益率とも大きく悪化しているとみられる。しかもHTCが今後6月に発売するとみられるOneシリーズの低価格機種は、プラスチック筐体を採用すると観測されており、キャッチャーにとって痛手となりそうだ。
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