ニュース 電子 作成日:2013年2月25日_記事番号:T00042268
パソコン大手、宏碁(エイサー)の今年通年のタブレット型PCの出荷台数は1,000万台と、前年比4倍増もあり得るとの観測がサプライチェーンより示された。1月18日に発売した7インチの低価格タブレットPC「Iconia(アイコニア)B1」のほか、今後8、10インチの低価格機種の発売を予定しており、これら製品がけん引するとの見方だ。25日付電子時報が報じた。

王振堂エイサー董事長(左1)は、今年の戦略目標について「販売台数や短期的なシェアを競うのではなく、ブランド価値を高めたい」と語っている(中央社)
エイサーは以前、今年通年のタブレットPCの出荷目標を500万台以上と発表していた。これについてサプライチェーンは「とても慎重な目標だ」と指摘、700万~800万台は確実で、1,000万台に手が届く可能性があると分析している。そのうち、OS(基本ソフト)は、グーグルの「アンドロイド」が700万台、マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズ(Windows)」が300万台に上る見通しだ。
アイコニアB1、130ドル以下も
アイコニアB1の販売価格は150米ドル以下(台湾販売価格4,990台湾元=約1万6,000円)で、グーグルと華碩電脳(ASUS)のダブルブランド「ネクサス7」の199米ドルを下回る低価格戦略が奏功し、売れ行きは好調だ。受託生産は仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が手掛け、単月の出荷台数は20万~30万台に上っている。今後、さらに販売価格を130米ドル以下まで引き下げるとの観測も浮上している。8インチ機種は、4月にも量産に入る予定で受託生産は緯創資通(ウィストロン)。10インチ機種は現在コンパルとウィストロンが受注獲得を争っている最終段階だ。販売価格はそれぞれ150米ドル以下、200米ドル以下になるもようだ。
サプライチェーンはタブレットPC市場について、高価格と低価格製品の二極化が進み、エイサーは低価格機種が主流になると指摘した。エイサーは、「ローエンド製品だけではなく、ハイエンド製品もともに成長する」と強調した。すでに400~600米ドルのウィンドウズ8搭載タブレットPCを量産、出荷しており、4月にはアンドロイド搭載の10インチ製品の発表を予定している。
PC市場、企業向けに注力
タブレットPC市場の拡大に伴い、PC市場は横ばいが懸念されている。しかし、企業向けは大きな打撃を受けず、また大企業や政府プロジェクトの調達などが含まれ、安定した収益につながるため、ここ2年PCブランドが力を入れている分野だ。エイサーはコンシューマー製品で世界シェア9.5%に対し、企業向けでは5.9%と伸び悩んでいるものの、今年は同分野に注力する構えだ。そのため、世界マーケティング本部の最高責任者のウォルター・デペラー氏を、新規に立ち上げた企業向けPC事業部門の責任者として、企業向けPCおよびサーバーの2大生産ラインを担当させる人事を行って強化する。
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