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輸出産業、最大のライバルは中国製


ニュース その他分野 作成日:2007年12月10日_記事番号:T00004235

輸出産業、最大のライバルは中国製


 経済部が今年7月、製造業7,000社を対象に行った調査の結果によると、中国を最も手強い競争相手と見なすメーカーは昨年の41.86%から47.77%に増えた一方、域内の同業他社を最大のライバルとみるメーカーは30%以上から27.7%へ、日本、韓国をライバルに挙げるメーカーも20%以下に減少した。中国製造業のレベルアップに伴い、中国製品に脅威を感じるメーカーが増えているようだ。

 経済部の分析によると、中国はこれまで台湾から輸入する電子・ハイテク関連の半成品や部品に頼ってきたが、現在では現地生産が可能になっており、さらに製品の品質も向上している。このため、中台は従来の垂直分業の関係から競争関係へと局面が移ってきているという。

 また調査によると、域内メーカーの87%が経営に困難さを感じており、最大の悩みは技術系人材不足(28.1%)。他にも研究開発(R&D)への能力不足(26.4%)、資金不足(20.8%)などが挙がっている。10日付工商時報が報じた。