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南部の不採算バス路線、22日から運休へ


ニュース 運輸 作成日:2007年12月10日_記事番号:T00004238

南部の不採算バス路線、22日から運休へ


 興南客運、高雄客運など南部の路線バス会社5社は7日、不採算路線に対する政府の補助金が不足し、過去6年間で7億台湾元(24億2,000万円)もの損失を計上したとして、今月22日から150路線を運休すると発表した。交通部は沿線住民への影響が大きいだけに、最後までバス会社の説得に努めていく方針だ。8日付中国時報が伝えた。

 各社は「従業員の半数が失業することになるが、やむを得ない措置だ。さもないと数年以内に連鎖倒産することになる」と運休理由を説明した。

 これに対し、交通部公路総局は、「乗客5人以下」という運休基準を満たしておらず認められないとの立場だ。また、バス会社が路線を廃止するとしても、1カ月の公示期間と6カ月の試行期間(緩衝期間)が必要で、来年8月以降でないと認められないと指摘。その上で、今月中に運休を強行する場合には、法律に基づき処罰すると警告した。

 運休路線の内訳は、興南客運61路線、高雄客運31路線、屏東客運28路線、新営客運18路線、嘉義客運12路線。