ニュース 建設 作成日:2013年3月5日_記事番号:T00042393
富邦集団が開発に向け、段階的に用地取得を進めている台北市の信義開発区D1区画の土地4区画が4日、裁判所による2回目の競売にかけられ、華固建設が22億9,400万台湾元(約72億円)で落札した。D1区画の50%を既に取得し、優先購入権を持つ富邦集団は、用地取得に水を差された形で困惑している。5日付自由時報が伝えた。

D1区画は土地所有権の整理が進まず、一等地にありながら一時は市民農園として利用されていたため、「最も高い野菜畑」と皮肉られていた(4日=中央社)
競売は最低制限価格が22億1,000万元で、華固建設は同価格を3.8%上回る価格で落札した。1坪当たり単価は482万元だった。同用地は今年2月に最低制限価格27億6,000万元で競売にかけられたが不調に終わり、価格を引き下げ、改めて競売が行われた。
富邦集団は今回の競売が不調に終わるとみて、3回目の競売での落札を見込んでいた。華固建設が落札者に決まったことで、富邦集団が優先購入権を行使するには、当初見込みを上回る金額が必要となった。
富邦集団は「優先購入権があるのは確かだが、行使するかどうかはまだ検討中だ」と説明したが、最終的には購入権を行使するとみられている。
華固建設の劉若梅財務長は「富邦に優先購入権があることは承知していた。仮に富邦が優先購入権を行使しないならば、華固建設は正式に信義計画区でのプロジェクトに参入する。将来的に富邦との協力も可能だ」と述べた。
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