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台新金控と彰化銀、合併を棚上げ


ニュース 金融 作成日:2007年12月10日_記事番号:T00004242

台新金控と彰化銀、合併を棚上げ


 台新金融控股の呉東亮董事長は7日、彰化銀行との合併交渉に関し、年末までに株式交換比率を決定するのは不可能との認識を示した上で、「合併作業の再開には株式交換に向けた環境をつくる必要があり、明確なスケジュールはない」と述べた。8日付経済日報などが伝えた。

 呉董事長は「株式交換は双方の株式にとって有利でなければならないが、大株主は現在の株価水準に疑念を抱き、株式交換を行う環境が整っていないと考えている」と指摘した。

 台新金控の株価は今年上期に20台湾元(約70円)以上で推移していたが、7月から下落を続け、7日は13.8元で引けた。同日の彰化銀の株価は19.4元だった。現在の株価水準での株式交換には、同社の大株主のニューブリッジ・キャピタルが反対意思を示しているとされる。

 彰化銀行の財務コンサルタント、ゴールドマンサックスは、彰化銀1株に対し台新金控1.2株の株式交換比率を示しているとされる。ただし、双方の株価がかい離したため、台新金控内部では彰化銀が現在の株価を維持したと仮定して、台新金控の株価が16.18元を上回らないと、合併交渉の再開は不可能と試算している。