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中銀総裁、台湾元高抑制を否定


ニュース 金融 作成日:2007年12月10日_記事番号:T00004243

中銀総裁、台湾元高抑制を否定


 中央銀行の彭淮南総裁は7日、輸入物価の上昇で、台湾元高を求める声が上がっていることについて、「台湾元の為替レートは市場の需給によって決定されるものであり、中銀が故意に上昇を妨げているわけではない」と強調した。8日付経済日報が伝えた。

 彭総裁は、「中銀は輸出企業が経済成長を主導することを助けるため、為替レートを低く抑えていると誤解されているが、外貨準備高は年初来40億米ドルしか増えていない。もし中銀が米ドル買いで台湾元の上昇を抑えているなら、外貨準備がこれしか増えないはずはない」と反論した。

 彭総裁はまた、利上げ打ち止め観測が出始めた金利動向に関して、「ヒントはない」と述べ、言及を避けた。

 先週末(7日)の台湾元為替レートは1米ドル=32.309元だった。