ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2013年3月13日_記事番号:T00042548
中国の江蘇沙鋼集団は、台湾の商社経由で台湾にホウ素合金製鉄筋を輸出する計画だ。台湾鉄鋼業界は景気低迷に苦しんでおり、沙鋼集団の動きに不満と警戒感が高まっている。13日付工商時報が伝えた。
中国ではホウ素合金製の鉄筋は13%の輸出戻し税還付の対象となっているため、利ざやは台湾メーカーに比べて大きく、台湾で鉄筋を主力とする豊興鋼鉄などは「極めて不公正な貿易だ」と主張している。
鉄筋メーカーは業界団体の台湾鋼鉄工業同業公会(鋼鉄公会)に対し、ホウ素合金製鉄筋の輸入禁止を台湾政府に申し入れるよう要求した。鋼鉄公会はまた、事態を重く見て、中国製鉄筋を輸入する商社との調整に入った。
沙鋼集団は中国鉄鋼業界4位で、鉄筋生産量は同国1位の年1,300万トン。台湾への輸出は海外市場開拓の一環で、当初は毎月2,000~3,000トンの輸出を見込んでいるという。これに対し、台湾の鉄筋需要は現在毎月500~600トンにすぎず、中国製鉄筋の流入は台湾の鉄筋メーカーにとって死活問題となりそうだ。
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