海運大手、万海航運（ワンハイラインズ）は、アジアから中東向け運賃で１ＴＥＵ（20フィートコンテナ換算）当たり500米ドルなど、複数の航路で値上げすると発表した。世界景気が回復に向かい、コンテナ輸送の値上げムードが高まっている。15日付蘋果日報が報じた。
他の航路の値上げ幅は、▽アジア発インド・パキスタン向け、同300米ドル▽中国、香港、韓国、東南アジア発その他アジア向け、同50米ドル──など。また同社は、米国航路の需要増加に伴い、第２四半期にも米国航路のコンテナ船の運航拡大を検討している。
長栄海運、東アフリカ航路を増強
長栄海運（エバーグリーン・マリン）は14日、既存のアジア発東アフリカ航路に加え、３月26日からインド、ペルシア湾経由の東アフリカ航路を韓進グループ、シマテック・シッピングラインと共同運航すると発表した。同航路は2,500～2,800ＴＥＵの４隻体制とする。
