ニュース その他分野 作成日:2013年3月15日_記事番号:T00042606
働く人向け雑誌「Cheers」による新社会人の就職人気企業ランキング調査で、飲食店チェーン大手の王品餐飲(WOWPRIME)を筆頭に上位10位内でサービス業が多数を占め、ハイテク製造業は台湾積体電路製造(TSMC)のわずか1社に縮小した。鴻海精密工業の郭台銘董事長が先日、大学院の博士課程で学んで鶏排(台湾名物の大型フライドチキン)を売るなどは教育資源の無駄遣いと批判したことを受け、チェーンストア業界団体、台湾連鎖加盟協会(TCFA)の許湘鋐理事長は「鶏排売りもヒーローになれる」と業界の将来性を訴えた。15日付工商時報などが報じた。

「Cheers」のアンケート調査によると、新社会人が入社したい企業の上位10社は2年連続首位の王品餐飲に続き、▽2位(前年2位)、統一企業(ユニプレジデント)▽3位(同5位)、誠品(eslite)▽4位(同4位)、中華電信▽5位(同6位)、グーグル▽6位(ランク外)、統一星巴克(プレジデント・スターバックス・コーヒー)▽7位(同8位)、台湾積体電路製造(TSMC)▽8位(同10位)、長栄航空(エバー航空)▽9位(同14位)、台湾無印良品(MUJI)▽10位(同13位)、中華航空(チャイナエアライン)──と、消費者向けにサービスを提供する企業が大部分だった。
TSMCが7位に残ったものの、EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海が前年の3位から13位に、スマートフォン最大手の宏達国際電子(HTC)は同7位から30位に転落した。パソコンブランド大手の宏碁(エイサー)、液晶パネル大手の群創光電(イノラックス、旧奇美電子)など台湾を代表するハイテク大手がほぼ10位圏外となった。
同誌は過去8年間のランキングを振り返り、上位10社入りしたサービス業の数が製造業と初めて並んだ2009年が分岐点だったと分析。この傾向は今も続いており、上位100社にサービス業が占める割合は従来2割に満たなかったが、今年は3割を超えたと指摘。オンライン取り扱いが中心の旅行会社大手、雄獅旅行社(ライオントラベル)、麻辣火鍋(激辛の鍋料理)の人気店「鼎王麻辣鍋」、カジュアル衣料店の台湾優衣庫(ユニクロ台湾)などが上位100社入りし、新社会人の会社選びが「ハードからソフトへ」と変化していると分析した。
飲食業界入り、高学歴者にも呼び掛け
許TCFA理事長は14日、チェーン約30社など各界100人近くが集まった新年会で、台湾の飲食店チェーン業界は世界に乗り出し始めており、年間売上高も電子業界を上回ると指摘。飲食業は無学な人間がするものという考え方は時代錯誤で、高学歴者も一緒に飲食チェーン業界を盛り上げ、国際化を目指そうと呼び掛けた。
許理事長が触れた郭・鴻海董事長の発言は、大学の助教職(助手)の座を捨てて地元に戻り、国立政治大学の博士課程だった当時の学生証を広告に使って鶏排の売り上げを2倍に増やした男性(42歳)の話題に対し、「鶏排を売るのは中高生に任せればいい。教育リソースの無駄遣いだ」と漏らしたものだ。
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