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亜力山大破たん、唐董事長らを出境禁止へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年12月11日_記事番号:T00004269

亜力山大破たん、唐董事長らを出境禁止へ


 フィットネスクラブ最大手の亜力山大健康休閒倶楽部(アレキサンダー)が10日、突然営業中止を発表したことに関連し、行政院消費者保護委員会は同日、消費者保護を優先する立場から、法務部に対し、唐雅君董事長ら幹部の出境禁止と資産の仮差し押さえなどの手続きを求める方針を明らかにした。11日付工商時報などが伝えた。
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 消費者保護委は、支払い済みの会費の払い戻しを直ちに受けることは困難だが、クレジットカード払いの会員には、支払い停止の手続きを取るよう呼び掛けている。 一方、台北地検は営業中止の過程で詐欺に当たる行為がなかったかどうか調べている。

 同社は9,500万台湾元(約3億2,800万円)の詐欺被害に遭ったことが経営破たんの原因と説明しているが、その背景には不透明な点も多く、今後の解明が待たれる。また、同社の事業売却も今後の焦点となりそうだ。

 なお、台北地方検察署は、亜力山大は営業停止発表の直前までキャンペーンを行うなどしていたことが詐欺の疑いがあるとして、11日午後2時過ぎから台北市内の本社や唐董事長の自宅など、6カ所の家宅捜索を行った。