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記事番号:T00042893
2013年4月1日16:05
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高雄に103階ビル、遠東百貨が計画

  百貨店大手、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)の徐雪芳総経理は1日付経済日報のインタビューで、高雄大遠百(苓雅区)の隣の敷地に10年以内に地上103階建てのオフィスビルを建設する考えを示した。実現すれば台北101を抜いて台湾一の高層ビルとなる。

投資規模は数百億元

 103階建てビルの建設計画は、台湾最大の港湾を擁する同市の潜在成長力を好感してのものだ。建設予定地の面積は2,000~3,000坪で、現在駐車場として使用している。

 同ビルは高雄大遠百建設計画の第3期に当たる。第1期は既にオープンした高雄大遠百で、第2期では103階建てビルに先立って、地上40階建ての商業、宿泊施設の複合型ビルを建設する。12階以下は商業施設、13階以上を宿泊施設とし3〜5年後のオープンを目指す。これにより、高雄大遠百の売り場面積は5万2,000坪に上り、台中大遠百(トップシティ、台中市西屯区)に匹敵する広さになる。徐総経理は第2期、第3期の投資額について「まだはっきりとは分からないが、数百億元(1台湾元=3.2円)になる」と話した。

大型ショッピングセンターに注力

 徐総経理は今後の店舗戦略について、大型の複合ショッピングセンターに客足が流れて業績が25年前の全盛期の半分に落ち込んだ日本の百貨店業界を例に挙げ、台湾や中国の大都市も日本と同様の動きが見られると分析。今後は台湾、中国共に大型ショッピングセンターの開発、出店に注力する考えを示した。

 台湾では、11年にオープンした板橋大遠百(メガシティ、新北市板橋区)の数千坪の拡張工事に入っている。台湾優衣庫(台湾ユニクロ)やZARA(ザラ)が入居を予定しているほか、高級ブランドも増える見通しだ。台北市の信義計画区A13区画でもショッピングセンターを建設する方向で話を進めている。

 中国でもメガシティのような大型店を投入する計画だ。重点地域は四川省だが、武漢での建設も検討している。3月初めに中国飲料大手、杭州娃哈哈集団の宗慶后董事長が、遠東百貨と合弁で中国で大型店を開発すると発言したが「娃哈哈集団以外にも多くの中国企業が接触してきている」と述べ、合弁相手はまだ確定していないことを明らかにした。

 遠東百貨は遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下で、台湾全土に10店舗を展開している。11年にトップシティとメガシティ、12年に巨城購物中心(ビッグシティ、新竹市東区)の大型店を立て続けにオープンしたことが貢献し、12年売上高は前年比41.7%増の391億2,800万元となり、同じ遠東集団の太平洋崇光百貨(太平洋そごう)8店舗を合わせて、初めて新光三越百貨を抜いた。

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