ニュース 社会 作成日:2013年4月9日_記事番号:T00042969
 新北市の中学校で校内にプールと地下駐車場を建設するため、現場に植わっている老木を伐採するという計画に反対する活動家が、抗議のため樹上生活を11日にわたり続けていたが、8日警察によって強制退去させられた。

警察は潘さん挟み撃ちにして説得、地上に下ろした。潘さんはすぐ病院に搬送された(8日=中央社)
新北市板橋区にある江翠中学校の片隅には樹齢30年以上の樹木32本が生える林があるが、この樹木を撤去してその後にプールと駐車場を建設しようという計画が持ち上がった。
これに対し同校の元教師や近隣住民などから、1977年の建校時に植樹され、生徒たちとともに成長してきた木々は都会の中に残された貴重な緑地であり、板橋区民の貴重な財産だとして伐採に反対する声が上がった。
また水泳指導は必要だが近隣に経営状態の良くない民間プールが2カ所存在するほか、周辺の駐車場にも空きがあるなどとして工事は不要だと訴えた。
しかし請負業者は先月26日、5本の木の枝をすべて切り取るなど、反対の声を無視する形で工事に着手。これを見た反対運動団体の「江翠護樹志工隊」が新北市政府に対し工事の即時停止を求めたが、聞き入れられなかったため、同団体のリーダーである潘翰彊さん(47歳)は28日に工事の続行を阻止すべく樹上生活を開始した。
樹上生活を続ける潘さんは、支援者から竹竿で食べ物や水の供給を受け、夜は木に体を縛り付けて眠った。排泄はペットボトルやビニール袋を使ったそうだ。
しかしその樹上生活も11日が過ぎた8日午前、警察と工事の請負業者が突然潘さんの退去に乗り出した。まず木の下にいた活動仲間数十人を無許可で集会を行ったとして逮捕。樹上の潘さんも説得を受け、地面に降りた。
潘さんは「木を守るために全力を尽くした」と語り、「チャンスがあればまた木の上に戻る」と宣言した。
なお今回の騒動に対し、新北市政府は「工事現場に侵入して樹木を独占する行為は違法であるため警察に協力を求めた」とコメント。「工事は不必要」と指摘されたことについては「事実ではなく、大多数の市民の求めに応じたものだ」と強調した。
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